財団の概要

一般財団法人メディア芸術振興財団は、メディア芸術全般の振興に寄与すべく立ち上がりました。 現在、メディアアートの新鋭を発掘すべく、「北斎アワード」など様々な事業展開を実行、企画しておりますが、メインとなるのは、「画狂プロジェクト」であります。 江戸時代の花開いた日本独特のアート、浮世絵。浮世絵は江戸の風俗・トレンドを絵師たちがそれぞれの視点で描いた作品です。画風の奔放さ、テクニックから欧米ではジャポニズムの象徴として注目され、人気となりました。 浮世絵は、広く世界で認知されている日本の漫画・アニメ文化の源で、先人たちから脈々と受け継がれたものです。中でも葛飾北斎は、現在でも世界中のアーティストに影響を与え続けています。折しも、今年は北斎生誕260年の節目となる年でもあります。 そこで、現代の作家たちが、それぞれの視点で現代を切り取るとどのような表現になるのか、新たなアートの試みとして、「画狂プロジェクト」と命名し、浮世絵づくりの伝統を受け継ぐ彫師、摺師の方々にご協力いただき、作品が続々と完成しております。 一般財団法人メディア芸術振興財団では、北斎の故郷、墨田区の有志の方々の協力を得ながら、「画狂プロジェクト」を推進してまいります。

一般財団法人メディア芸術振興財団
代表理事 興梠敏郎